立方体のサイコロを使ったギャンブルは、公平性の高いゲームとして人気を誇っています。この記事では、サイコロを使ってプレイできるギャンブルについて、そのルールやおすすめポイントを解説してみました。
かじの君
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サイコロを使ったギャンブルの種類一覧
本記事で紹介しているサイコロを使ったギャンブルの種類は以下の通りです。
それぞれ詳しく紹介していきましょう。
サイコロギャンブル①【シックボー(タイサイ)】
まずご紹介するサイコロギャンブルのシックボーは別名「大小」「タイサイ」などと呼ばれるゲームです。多くのオンラインカジノでもプレイ可能となっており、サイコロを使ったギャンブルの中ではトップクラスの人気度を誇っています。
シックボーのゲームルール
シックボーのゲームルールは、3つのサイコロを使ってプレイヤーはその出目を予想するだけ。3つすべてを予想する方法もあれば、1つだけを予想するという方法もあり、幅広い賭け方で楽しめるのが特徴となります。
シックボーの賭け方の種類と配当
シックボーは非常に賭け方が多くあります。具体的な賭け方の種類と配当は以下の通りです。
賭け方 | 配当 |
合計10以下/合計11以上(ゾロ目以外) | 2倍 |
奇数/偶数(ゾロ目以外) | 2倍 |
3つのサイコロの合計値 | 6~60倍 |
サイコロの出目(1つ) | 2倍 |
サイコロの出目(2つゾロ目) | 10倍 |
サイコロの出目(ペアを的中) | 5倍 |
ゾロ目(数字は不問) | 30倍 |
ゾロ目(数字も的中) | 180倍 |
これだけでも賭け方の選択肢が非常に幅広いことが分かりますね。リスクの大小を問わず、多くのプレイヤーが楽しむことができるはずです。
シックボーのおすすめポイント
シックボーのおすすめポイントは以下の点にあります。
- ゲームの進行が非常に早い
- 賭け方の選択肢が豊富
- 後述する丁半博打とも似ており、時代劇好きにはおすすめ
オンラインカジノでもシックボーはプレイできるサイトが多いので、興味がある方は是非挑戦してみてください。
サイコロギャンブル②【マカオダイス】
マカオダイスは別名「フーヘイホウ」とも呼ばれる中国発祥の伝統的サイコロギャンブルです。中国南部から東南アジアにかけての地域で主に旧正月にプレイされています。
マカオダイスのゲームルール
マカオダイスのゲームルールはシックボーとよく似ており、3個のサイコロを使って行われます。しかしサイコロに書かれているのは1から6の数字ではなく、魚やエビ、ひょうたんなどの絵柄であるという点が特徴です。
プレイヤーはシックボーと同様に、サイコロがどのような出目になるのかを予想するだけ。予想が的中すると、賭け方に応じた倍率で配当を獲得することができます。
マカオダイスの賭け方の種類と配当
マカオダイスの賭け方の種類と配当は、ほぼシックボーと同じです。
賭け方 | 配当 |
合計10以下/合計11以上(ゾロ目以外) | 2倍 |
奇数/偶数 | 2倍 |
3つのサイコロの合計値 | 6~60倍 |
サイコロの出目(1つ) | 2倍 |
サイコロの出目(2つゾロ目) | 10倍 |
サイコロの出目(ペアを的中) | 5倍 |
ゾロ目(数字は不問) | 30倍 |
ゾロ目(数字も的中) | 180倍 |
上記のシックボーの賭け方に加えて、マカオダイスでは「色」に関する賭け方もあります。出目はそれぞれ1と6が赤、2と5が緑、3と4が水色です。
賭け方 | 配当 |
色を的中(1色) | 2倍 |
色を的中(2色) | 4倍 |
色を的中(3色) | 21倍 |
3色同じ色が出ることを的中 | 8倍 |
シックボーと似ているとは言え、サイコロの目が違うため、全く違う雰囲気で楽しむことができます。
マカオダイスのおすすめポイント
マカオダイスのおすすめポイントは、サイコロの出目が確定しても、すぐに結果が分からないという点が面白いところです。その出目を見て、配当表と見比べながら結果を確認していきます。この微妙な間が、賭けの緊張感を高揚させてくれるのです。
また賭け方の選択肢がシックボー以上に多いという点も大きな魅力。より幅広い賭け方でゲームを楽しむことができます。
ちなみにサイコロの出目1つだけに賭ける場合は、的中率50%に対して配当は2倍。つまり還元率は100%ということになります。ブラックジャックと並び、マーチンゲール法に最適な賭け方と言えるでしょう。
サイコロギャンブル③【クラップス】
クラップスは特にラスベガスで人気度が高いサイコロギャンブルの1つです。ラスベガスのカジノに足を運んで、ひと際多くの人がワイワイ盛り上がっているテーブルがあれば、それはクラップスで間違いないとも言われています。
クラップスのゲームルール
クラップスでは2個のサイコロが使われます。実際のランドカジノでは、プレイヤーがサイコロを振ることができるため、絶対にイカサマが起きません。
ディーラーとの勝負にもかかわらず、プレーヤー側がサイコロを振ることができる(サイコロを振る人は順番)。
ゲームルールは結構複雑で、まずはプレイヤーの一人がサイコロを振ります。その1投目の出目の合計により、以下の通りゲームは進行します。
- 合計が7か11:プレイヤーの勝ち
- 合計が2か3か12:プレイヤーの負け
- それ以外:2投目へ
2投目以降は、1投目の時と同じ出目(ポイントナンバー)ならば勝ち、7が出れば負け、それ以外ならもう1投という具合で進行。最終的に勝敗が決した時点でゲームは終了です。
賭け方は勝敗のほかにも様々な種類があり、幅広い賭け方を楽しむことができます。
クラップスの賭け方の種類と配当
クラップスには通常2種類の賭け方があります。
- プレイヤーが勝つ(パスライン)
- プレイヤーが負ける(ドントパス)
この2択で、配当は2倍です。
しかしほかにも以下のような賭け方があります。
賭け方 | 内容 | 配当 |
プレイスベット | 合計値4、5、6、8、9、10のいずれかにベットする方法。勝負が決する前に的中すれば勝利。 | 7~9.5倍 |
ビッグシックス | 6が出れば勝ち、7が出れば負け。 | 2倍 |
ビッグエイト | 8が出れば勝ち、7が出れば負け。 | 2倍 |
ハードウェイ | 2から5までのゾロ目に賭ける | 9~11倍 |
さらに、2投目以降のベットにおいて「その回のみ有効」という賭け方もあります。状況に応じて多様な賭け方を楽しめるのが大きな魅力ですね。
クラップスのおすすめポイント
クラップスのおすすめポイントは何よりもイカサマが起きにくいという点です。
また実際にランドカジノに足を運び、自分がサイコロを振る担当(シューター)になると、多くの期待感を一身に背負うことになるため、他のゲームとは全く違う緊張感を味わうことができます。
ゲームが進行していくごとに賭け増しをできるというのも大きな魅力。ただし、一撃で超高額配当を狙えるというわけではない点に注意が必要。比較的ローリスク・ローリターンのゲームで楽しみたいという方におすすめですね。
参考⇒オンラインカジノでイカサマってwライブカジノの仕組み知ってる?
サイコロギャンブル④【丁半博打】
丁半博打は江戸時代中期頃から日本で親しまれるようになったサイコロギャンブルです。今でも時代劇などでは、丁半博打を再現したシーンが演じられることもありますね。
丁半博打のゲームルール
丁半博打のゲームルールは非常に簡単で、2つのサイコロを振り、その合計が奇数になるか偶数になるかを予想します。ちなみに「丁」は偶数を、「半」は奇数の意味です。
その他の賭け方はなく、必ず勝敗が決します。複数のプレイヤーが参加していることが前提となり、勝った方が負けた方の賭け金を受け取るという形式です。
丁半博打の配当はゲームで変動
丁半博打の配当はゲーム参加者の数や的中者の数により大きく変動します。例えば的中したのが1人、外れたのが9人ならば10倍配当ですが、逆なら1.1倍配当です。
ただし勝負ごとに賭け金額の5%はテラ銭として運営側(親分)の取り分となっていたようです。
丁半博打のおすすめポイント
丁半博打のおすすめポイントは、非常にシンプルで結果が分かりやすいという点です。ただし、日本固有のギャンブルであり、世界的には浸透していません。強いて言えば上述した「シックボー」の賭け方の一部となっている程度です。
もちろん現在の日本で賭博を行うのはNGなので、丁半博打を楽しむ場合も現金を賭けるのはNGです。何か運試しを行いたい時などに、使ってみるといいかもしれませんね。
サイコロギャンブル⑤【チャックアラック】
チャックアラックは3つのサイコロを使用して行われるギャンブルです。カジノでプレイできるほか、チャリティーの寄付金集めで行われることも少なくありません。
ゲーム性そのものではシックボーと大差がないものの、かなりエンターテインメント性高くゲームが進行されることも多いのも特徴です。
チャックアラックのゲームルール
チャックアラックのゲームルールは、3つのサイコロを同時に振り、プレイヤーは出目を予想するというものです。そして賭けた目を1つでも的中させれば配当を獲得できるというものです。その他、複数のサイコロに同時にベットする方法もありますが、ほとんどシックボーと同じです。
チャックアラックの賭け方の種類と配当
チャックアラックでは数種類の賭け方がありますが、出目を的中させた場合に2倍の配当を受けることができます。また、例えば「1」に賭けていて、3個中2個が「1」だった場合には3倍、3個すべてが「1」だった場合には4倍の配当を獲得です。
さらにほかにも以下のような賭け方のバリエーションがあります。
賭け方 | 内容 | 配当 |
フィールドベット | 合計が8以下/12以上であることに賭ける | 2倍 |
エニートリプル | 数字は問わずゾロ目に賭ける | 30倍 |
ビッグ/スモール | 合計が10以下/11以上であることに賭ける(ゾロ目だとハズレ) | 2倍 |
チャックアラックのおすすめポイント
チャックアラックのおすすめポイントは、カジノのみならず、飲み屋やパブでも開催されることがある点です。そのため、かなり敷居の低いギャンブルです。サイコロさえ持っていれば、その場で出会った者同士ですぐにゲームをスタートさせることもできます。
そのため、気軽にギャンブルを楽しみたいという方におすすめですね。
サイコロギャンブル⑥【ポーカーダイス】
ポーカーダイスは、サイコロを使って行うギャンブルです。日本古来のギャンブルとして知られる「ちんちろりん」もこのポーカーダイスの一種となります。トランプを使った通常のポーカーよりも強い役を揃えやすく、勝負が白熱するのが大きな特徴です。
通常、ポーカーダイスで使われるサイコロには9・10・J・Q・K・Aの目がありますが、通常の1から6が描かれたサイコロでのプレイも可能です。
ポーカーダイスのゲームルール
ポーカーダイスのゲームルールですが、まずプレイヤー全員が、5個のサイコロを同時に振ります。最大3回まで任意のサイコロを振り直すことも可能です。そして最終的に1番強い役を作ったプレイヤーが勝利となります。
ポーカーダイスでできる役の種類は強い順に以下の通りです。
役 | 内容 | 確率 |
ファイブオブアカインド | 5つとも同じ数字 | 0.08% |
フォーオブアカインド | 4つが同じ数字 | 1.93% |
フルハウス | スリーオブカインドとワンペア | 3.86% |
ストレート | 等差が1の数列 | 3.09% |
スリーオブアカインド | 3つが同じ数字 | 15.43% |
ツーペア | 同じ数字の組み合わせが2つ | 23.15% |
ワンペア | 同じ数字の組み合わせが1つ | 46.30% |
バスト | 一切の役なし | 6.17% |
ポーカーダイスの配当はゲーム参加者が多いほど高い
ポーカーダイスでは一番強い役を作ったプレイヤーが、他のプレイヤーの賭け金を総取りします。ゲーム参加者がそのため参加者が多ければ多いほど、配当倍率も大きくなるのが特徴です。
なおオンラインカジノでは、コンピューターとの対戦で、できた役に応じて払い戻しを受けられるというポーカーダイスもあります。
役の強さごとの配当倍率は以下の通りです。
- ファイブオブカインド(初手):10倍
- ファイブオブカインド(2手目以降):4倍
- フォーオブカインド:2.5倍
- ストレート:2倍
- フルハウス:1倍(返金)
ポーカーダイスのおすすめポイント
ポーカーダイスのおすすめポイントは、ある程度ポーカーの役についても理解を深めれる点です。また強い役が揃いやすく、達成感を得やすいというのも1つのポイントですね。ただし、相手の役も強くなりやすいという点は注意が必要です。
多くのプレイヤーが参加すれば、勝率は低くなるものの、勝利時の配当倍率も大きく上昇します。少ない勝利数で高額配当を目指したい方には特におすすめですね。
サイコロのギャンブルの種類!ルール・おすすめポイントまとめ
この記事では、サイコロを使って楽しめるギャンブルと、それらのゲームルール、おすすめポイントについて紹介しました。本記事で紹介したのは
の6種類です。カードゲームと比べると若干知名度が劣る気もしますが、そのシンプルさや公平性ゆえ、本場のランドカジノでは非常に高い人気も誇っています。
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